優待株を2単元購入し、売却利益と株主優待の両方で利益を得るワザをご紹介します。
人気の株主優待は、権利確定日に向けて株価が上昇し、権利落ち日に下落する傾向が顕著です。
この値動きの特徴を活かして株を売買すると、売却利益と株主優待の獲得 どちらも狙うことができます。
では、詳しく説明していきますね。
図は 優待株の値動きのイメージです。
権利確定日に向けて、優待狙いの投資家が株を買うので株価が上昇していきます。
そして、権利落ち日を過ぎると株を売りたい人が多くなるため、株価は下落していきます。
権利確定日を軸に上がって下がってという値動きの特徴を知っていると、優待株の買いどきがグッと掴みやすくなります。
では次に実際のチャートも見てみましょう。
チャートは ガストやバーミヤンでおなじみ「すかいらーく」のものです。
すかいらーくの権利確定日は、6月末日と12月末日です(赤い点線部分)。
赤い点線の権利確定日に向かって株価が上昇し、それを過ぎると株価が下落しているのが分かります。
優待株の値動きの特徴がわかってきたら、次は「株価値上がりによる利益」と「株主優待」の両方を狙う方法をみていきましょう。
株主優待をもらうだけなら、権利を獲得できる最低単元を権利確定日まで保有すればよいですね。
しかし、今回は株を売却した利益もゲットしたいので2単元購入します。
(1単元で優待をもらえる銘柄が多いですが、複数単元を保有しないと頂けない銘柄もあります。今回は1単元で優待をもらえる場合を例にします。)
図でどのような取引になるのか見てみましょう。
(1)少額で買える優待株もあるので、2単元購入。
もちろん値動きの特徴を活かして、株価が安い時に買いましょう(^◇^)
(2)1単元は 権利付き最終日前の株価がピークを迎える頃 に売って利益確定。(図②)
(3)もう1単元は 優待を獲得するために長期で保有。(図①)
(4)株価が下がってきたら、値上がり益狙いのために再び1単元買い戻す。(図②)
(5)そして 次の権利付き最終日前の株価がピークを迎える頃に 1単元売って利益確定。(図②)
優待獲得のための1単元は長期で保有したまま、(4)と(5)を繰り返すことで利益確定ができ、株主優待ももらえる。
優待株の値動きの特徴を利用することで、売却利益と優待の両方をゲットできるわけですね。
ちなみに、優待株を長期保有すると優待内容がアップする銘柄が年々増加しているので狙い目です。
権利確定日の3~4ヵ月前から株価の動きをチェックしましょう。
そして権利確定日の1~3ヵ月前のころ 株価の上振れが始まったら買うのがおすすめです。
理由は株価の上がり始めを買うことができれば、権利落ち日に株価が下落しても売却損を避けられたり、長期保有予定の優待狙いの株が含み損になる可能性が低くなるからです。
権利確定日の直前は株価が高くなっていますので、買い付けないようにしましょう。
[まとめ]
こまめに売買することで、優待だけでなく 売却利益で資産を着実に増やしていけます。
優待と共に資産を増やせたら言うことなしですね。
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