株式の売買には、3つのルールがあります。
その3つは 「価格優先」「時間優先」「成行(なりゆき)優先」 のルールです。
このルールに則り、証券取引所では公平な取引きが行われています。
では、内容を詳しくみていきましょう。
下記が価格優先の考え方です。
イラストのように、最も高い買い注文(40円)を出したHさんと最も安い売り注文(40円)を出したAさんの取引きが成立します。
同時に注文を出したとしても、買い注文のときは1円でも高い買い注文の人、売り注文のときは1円でも安い売り注文の人が優先されます。
同一銘柄、同一価格で買い注文(売り注文)が出た場合、先に出された注文が優先されます。
つまり、注文の受付時間が早い順に売買取引が成立するということです。
成行(なりゆき)注文と指値(さしね)注文では、成行注文が優先されます。
では、この成行と指値の違いをみてみましょう。
株を売買するとき、価格を指定しないで注文する方法です。
いくらでも良いから買いたい(売りたい)という注文方法のため、売買価格は取引きする相手によって決まります。
成行注文を出した人が一番有利な相手と取引きが成立しますので、売買が成立するときは下記のようになります。
成行注文のメリットは、売買成立が早い点です。すぐに売ってしまいたいとき、買いたいときに良いです。
しかし、思っていたよりも安く売れたり、高く買ってしまう可能性がある点はデメリットです。
株を売買するとき、価格を指定する注文する方法です。
「A社の株式を500円で100株買いたい」とか、「B社の株式を500円で100株売りたい」といった具合です。
指値注文のメリットは、自分の納得のいく価格で取引きができる点です。ですので、成行注文のように安く売れてしまったり、高くかってしまうことがありません。
しかし、指定した価格までいかなければ取引きが成立しないため、売買に時間がかかってしまう点がデメリットと言えます。
[まとめ]
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