魅力的な優待株を見つけたら、合計利回りに注目してみましょう。
合計利回りとは、どのくらいお得に株主優待と配当金をもらえるかを数値化したものです。
実質利回りとも言います。
この数値が高ければ高いほど、お得度が高い株ということです。
合計利回りの計算方法や数値が高いと株価が下がりにくいメリットがあることをご説明します。
合計利回りの計算方法をご紹介します。
合計利回りは配当金と株主優待の価値(金額)を足すと分かります。
合計利回り(%) = (株主優待・サービスの換算額 + 配当金) ÷ 投資金額 × 100
例)オリックス(8591)
オリックスは100株の保有で5,000円相当のふるさと優待をもらえます。
(株主優待5,000円 + 配当金7,800円) ÷ 投資金額225,850円 × 100 = 5.67%
※一株配当78円(2021年3月時点)、投資金額(2021年12月時点)で計算。
株主優待のない株だと、一般的に配当金が「年2%」あると高配当であると言われています。
ですので、優待株なら高い利回りを目指すことができます。
合計利回りの高い優待銘柄、上位10社を見てみましょう。
※『みんかぶ 配当+株主優待利回りランキング』 更新日2021年12月6日より
銘柄名 |
合計利回り (優待+配当) |
優待利回り | 配当利回り |
---|---|---|---|
タメニー(6181) | 309.27% | 309.27% | 0% |
カーチスホールディングス(7602) | 94.38% | 131.00% | 0.87% |
VTホールディングス(7593) | 94.38% | 89.88% | 4.47% |
フィスコ(3807) | 68.08% | 66.48% | 1.60% |
モーニングスター(4765) | 54.90% | 52.24% | 2.65% |
SDエンターテイメント(4650) | 33.33% | 33.33% | 0% |
MRKホールディングス(9980) | 31.53% | 30.76% | 0.77% |
ビジネス・ブレークスルー(2464) | 20.09% | 17.43% | 2.66% |
エム・エイチ・グループ(9439) | 19.28% | 19.28% | 0% |
Oak キャピタル(3113) | 18.69% | 18.69% | 0% |
表の優待銘柄はほんの一部で、「年2%以上の銘柄」は920銘柄もありました。
優待株は1,500銘柄ほどあるので、合計利回りが年2%以上の優待銘柄が約6割も占めています。
銀行の普通預金の金利0.001%ですから、これはお得の宝庫ですね。
優待銘柄は合計利回りの高い銘柄が多いことがわかります。
利回りが高いと、さらに嬉しいことがあります。
それは「株価が下がりにくい」というメリットです。
なぜ株価が下がりにくいかというと・・・
利回りの高い株というのは、保有していると「とても得をする」ということなので、手放す人が少なくなるためです。
株価の値動きは、買いたい人が多いのか、売りたい人が多いのかで決まります。
売りたい人が買いたい人より多くなると株価は下がってゆきます。
つまり、「手放す人が少ない=売りたい人が少ない」ので
株価が下がりにくいのです。
(株を買いたい人は高い株価で買わざるを得なくなる=株価が下がりにくい)
また、利回りの高い銘柄は たとえ株価が下がったとしても買われる傾向にあるので、株価が急落しづらいと言えます。
このような理由から、優待と配当の合計利回りが高い株に投資すると 株価下落のリスクを抑えることができるのです。
だからこそ、合計利回りの高い銘柄が多い優待株は、初心者におすすめなのです。
主婦のゆうかぶも、胸を張っておすすめします。
合計利回りの高い優待銘柄のおすすめポイントがもうひとつあります。
それは 株価が横ばいで推移しても 優待と配当でカバーできることです。
株価が上がらず含み益が出ていなくても、優待と配当をもらえれば投資額を少しづつ回収できます。
また、優待をもらえる企業の株主総会では「自社商品」や「サンプル」、「割引券」などの お土産をもらえることが多いので、それらを含めると利回りはさらにアップします。
投資額を早期回収できたら嬉しいですね。
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