系列会社がある場合は、優待利回りを比較してみるのがポイントです。
社名が違っていても、株主優待制度を実施していて、同じ店舗で優待を利用できるなら優待利回りが高い銘柄を選んだ方がお得 です。
イオン系列とコロワイド系列の企業をまとめましたので、比較してみましょう。
目次
例えば、多くの主婦が利用するイオン系のスーパー。
イオン系のグループ企業は、数が多く、そのうち数社は上場しています。
優待制度を実施していれば、優待券は グループ各店で使えることが多いです。
もちろん共通で使えない場合もあるので、普段自分が利用している店舗で使えるか確認することが大切です。
各企業のホームページには、株主優待制度について詳しく記載されていますので、チェックしてみましょう。
下記は100株保有した場合にもらえる優待券一覧です。
優待券以外のものをもらえる銘柄もありますが、そちらは記載を省いています。
(詳細は各銘柄ページをご覧ください。)
利用できる店舗もザっとですが載せましたので、併せてご覧くださいね。
銘柄名/利用可能店舗 |
最低購入金額 | 優待券 | 優待利回り |
---|---|---|---|
イオン(8267) (株価2,660.5円) ・総合スーパー・スーパーマーケット他多数 |
266,050円 |
【年2回】 3%キャッシュバック (株主優待カード) |
利用するほどお得 |
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222) (株価1,056円) ・(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株) |
105,600円 |
【年2回】 3,000円相当 (株主優待券 100円券×30枚) |
5.7% |
フジ(8278) (株価1,938円) ・全国の対象店舗 |
193,800円 |
【年1回】 6,000円相当 (イオングループ共通の株主さまご優待券) |
3.1% |
イオン九州(2653) (株価2,162円) ・全国のイオン、ホームワイド、マックスバリュ、 イオンスーパーセンターを含む15社の直営店舗 |
216,200円 |
【年1回】 5,000円相当 (株主優待券 100円券×50枚) |
2.3% |
イオン北海道 (株価1,164円) ・イオン、マックスバリュ、スーパーセンター、まいばすけっと、ザ・ビッグなどの直営売場 |
116,400円 |
【年1回】 2,500円相当 (株主優待券 100円券×25枚) |
2.1% |
イオンモール(8905) (株価1,653円) ・日本全国で展開するイオンモールをはじめ、イオングループ各店 |
165,300円 |
【年1回】 3,000円相当 (イオンギフトカード) |
1.8% |
マックスバリュ東海 (株価2,807円) ・自社運営のマックスバリュ、マックスバリュグランド、マックスバリュエクスプレスなどの店舗と指定会社運営の店舗 |
280,700円 |
【年1回】 5,000円相当 (株主さまご優待券 100円券×50枚) |
1.8% |
イオンディライト(9787) (株価2,804円) ・全国のイオングループ各店 |
280,400円 |
【年1回】 2,000円分 (イオンギフトカード) |
0.7% |
表の通り、フジ(8278)やユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)の優待利回りが高いですね。
フジは、マックスバリュ西日本(株)と経営統合(2022年3月1日)しましたので、イオングループ共通の優待券をもらえます。
イオン(8267)は、3%キャッシュバックという優待のため、優待利回りは出せませんが、主に買い物はイオンを利用するという方にとっては一番お得です。
例えば、毎月5万円イオンでお買い物するとします。
優待カードは年2回届き、半年ごとにキャッシュバックされますので、6ヶ月間のお得度を計算してみます。
◆月50,000円 × 6ヶ月 = 600,000円の利用
600,000円の3%・・・
600,000円 × 0.03 = 18,000円のキャッシュバック
18,000円 ÷ 投資金額266,050円 × 100 = 6.76%の優待利回り
となります。
さらに、お客さま感謝デー(毎月20日・30日)には5%割引特典に加えて、キャッシュバック特典が受けられます。
毎月5万円以上お買物する方は、もっとキャッシュバックされますので優待を持たない手はないですね。
下記は、優待制度を実施しているイオン系列の企業です。
イオン系のスーパーで使える優待はありませんが、各企業の店舗で利用できる優待券をもらえます。
【イオンについて】
イオン(株)は純粋持株会社で、グループ各社の株式を所有し、グループ会社の事業をコントロールしています。
ですので、総合スーパー事業やスーパーマーケット事業、ディベロッパー事業、ヘルス&ウエルネス事業、サービス・専門店事業など多岐にわたるグループ会社を持っています。
そのため、上場していて株主優待制度を実施していれば、
社名が違っていても同じ系列会社なので共通して優待券を使えたりします。
次にコロワイド系の企業を見てみましょう。
コロワイドは「食」の総合プロデュース事業会社で、グループ会社は50社あります。
(2022年3月31日時点)
コロワイド、アトム、カッパ・クリエイトの株主優待は、コロワイドグループ店舗で使うことができます。
例えば、下記の店舗で使えます。
●かっぱ寿司 ●ステーキ宮 ●甘太郎 ●北海道 ●いろはにほへと ●やきとりセンター ●ラパウザ ●3・6・5酒場 ●にぎりの徳兵衛 ●カルビ大将 ●時遊館 など他多数
希望の方は、優待ポイントと引き換えに日本各地の特選品を購入できるのも魅力的です。
下記はコロワイド系企業3社の株主優待を比較した一覧です。
優待利回りは、最低必要株式数でもらえる優待ポイントを元に計算しています。
銘柄名 |
購入金額 | 優待ポイント | 優待利回り |
---|---|---|---|
アトム(7412) (株価785円) |
100株:78,500円 500株:392,500円 1000株:785,000円 |
【年2回】
100株:2,000ポイント(2,000円分) 500株:10,000ポイント(10,000円分) 1000株:20,000ポイント(20,000円分) |
5.1% |
コロワイド(7616) (株価1,836円) |
500株:918,000円 |
【年4回】 1回につき1万円相当のポイント |
4.4% |
カッパ・クリエイト(7421) (株価1,381円) |
100株:138,100円 500株:690,000円 2000株:2,762,000円 |
【年2回】
100株:3,000ポイント(3,000円分) 1000株:6,000ポイント(6,000円分) 2000株:12,000ポイント(12,000円分) |
4.3% |
比較すると、アトム(7412)の優待利回りが一番いいですね。
2,000円分のポイントを年2回もらえて、投資金額も10万円以下で初心者も購入しやすいです。
カッパ・クリエイト(7421)も3,000円分のポイントを年2回もらえて、投資金額も14万円程なので挑戦しやすいかと思います。
一方、コロワイド(7616)の優待は1万円相当のポイントを年4回ももらえて大変魅力的ですが、 必要株式数が500株以上のため購入金額も100万円近くになっています。
余裕資金と相談する必要がありますが、ゆうかぶは優待利回りが高いアトムの方がおすすめです。
必要株式数が多いと、株価が下がった時に含み損が大きくなり大変です。
[まとめ]
当サイトで提供している株主優待などの情報につきましては、その情報の正確性を確約するものではありません。
サイト内の情報には万全を期して掲載しておりますが、情報が古い、または誤っている場合等もございます。
最新の株主優待、配当金等の情報は各企業のホームページや証券取引所の開示情報にてご確認下さい。
また、サイト内の株価、配当利回り等の指標につきましては最新情報を表示しているわけではありませんのでご注意下さい。