証券取引所、あるいは株式市場(かぶしきしじょう)やマーケットという言葉を聞いたことがありますか。
本記事では、証券取引所と証券会社の役割についてみていきます。
目次
たくさんの投資家が株を売買するところを 証券取引所 といいます。そこでは「株式を買いたい人」「売りたい人」が集まり市場を形成しています。
証券取引所で取引できる株式のことを 上場(じょうじょう)株式といいます。そして、この上場株式を発行する会社を 上場会社 といいます。
証券取引所で売買できる株式は、上場会社の株式のみで、私たち一般投資家は上場していない会社の株式を買うことはできません。
証券取引所は、全国に4ヵ所あります。
フルネームだと長いので、それぞれ省略した名称があります。
この中で、特に多くの上場企業の株式がある取引所は 東京証券取引所 です。
東京以外の証券取引所は、地元の有力企業が株式を上場しています。
投資家に株式売買の機会を幅広く提供するため、東証と地元の証券取引所に重複して上場している企業もあります。
各証券取引所には、市場区分というものがあります。
市場区分は、コンセプトや審査基準によって分けられています。
審査基準となるのは、株主数や流通株式数、経営成績、財政状態など様々です。
取引きの多い東証の市場区分は、以下の3つです。
プライム市場の基準が一番厳格で、次にスタンダード、グロース市場と続きます。
【東京証券取引所の市場区分】
※2022年4月4日以前は、市場第一部、市場第二部、マザーズ、ジャスダック(スタンダード・グロース)という区分でした。
株式の売買は、東証が大半を占めています。
東証以外の証券取引所の市場区分は、参考までに下記をご覧くださいね。
東証以外の証券取引所 市場区分
では、次に証券会社の役割についてみていきましょう。
私たち一般投資家は、企業から株を直接買うことはできません。
そこで証券会社の出番です。
株式を手に入れるには、金融庁に登録された 証券会社を通じて、証券取引所に注文を出して購入します。
つまり、投資家と企業をつないでいるのが証券会社というわけです。
これが証券会社の役割です。
イラストは、証券取引所と証券会社の役割を表したものです。
このように、株式は 証券会社を通して証券取引所で日々売り買いされています。
証券取引所と証券会社について、よくある質問をまとめました。
証券取引所の主要な役割とは何ですか?
証券取引所の主要な役割は、株式やその他の証券の取引を公正で透明な方法で行うことを確保し、資本の流動性を提供することです。
証券会社と証券取引所の違いは何ですか?
証券取引所は株式の売買を行う市場を提供する機関であり、証券会社はその市場で取引を行うための仲介役を担う機関です。
証券取引所の上場基準は何ですか?
証券取引所の上場基準は、企業の財務状況、業績、企業ガバナンス、公開株数などを含む様々な基準があります。新たに証券市場に上場する企業の株式のことをIPO株(新規公開株)といいます。
証券会社の収益源は何ですか?
証券会社の主な収益源は、取引手数料、投資商品の販売手数料、金融商品取引による利ざやなどです。
[まとめ]
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