もしご自身で使う予定のない株主優待券や使い切れない割引券があるなら、それらを換金するのも一つの選択肢です。
具体的な方法としては、金券ショップ(実店舗・オンライン店舗)、ネットオークション、フリマアプリなどを活用して売却することが可能です。
株主優待を選ぶ際には、自分が頻繁に利用できるものを選ぶのが一番ですが、不要な優待が出てきた場合、早期に売却するのがおすすめです。
そのためにも、自分自身に最適な売却方法を見つけ出し、積極的に実践してみましょう。
参考のために、ゆうかぶの実際の事例もご紹介いたします。
目次
優待券はありがたいものですが、期限内に全てを使い切れないということもしばしばあります。
・期限内に使い切れない優待券
その理由としては、優待券が特定の条件付きであることが挙げられます。
例えば「平日限定」、「1回1枚まで」、「特定の店舗は除外」、「ランチタイムは使用不可」、「オンラインでの使用不可」など、様々な制限が存在します。
なんとなく週末に使おうと思っていたファミリーレストランの優待券が「土日は使用不可」だったなんて経験もあるかもしれません。
・生活圏内に店舗がなく、なかなか使う機会がない優待券
また、住んでいる地域や生活範囲内に該当の店舗がない場合も、使うチャンスを逃してしまいがちです。
これらのような状況においても、優待券はあくまでお得な特典ですから、うまく活用していきましょう。
優待券を売る際にまず考えるのは、金券ショップの活用です。金券ショップは実店舗のみならず、ネット上で取引を行うところもあります。
換金する優待券の量が少なければ、送料や振込手数料がかからない実店舗がおすすめです。
さらに優待券を効率良く売るためには、事前にネットで買取価格を調査しておくことが重要です。
これは各店舗で取り扱う優待券の種類や買取価格が異なるためです。
ネットの金券ショップは実店舗に比べて買取価格を高く設定していることが多いため、その情報はあくまで参考程度に留めておくのが良いでしょう。
買取価格の相場が把握できれば準備はOKです。
なお、一部の金券ショップでは券面額の90%で買取を行ってくれるところもあります。
業者の利益が引かれるため額面価格までは到達しないものの、90%の価格はかなり魅力的ですね!
金券ショップを4店舗ピックアップしましたので、参考にしてみてくださいね。
金券ショップのような専門業者に依頼せず、自分で欲しい人に売る方法もあります。
それはオークションやフリマアプリを利用する方法です。
ヤフーオークションやメルカリを覗いてみると、たくさんの優待券が出品されています。
オークションやフリマアプリを使って自分自身で優待券を販売する方法について、先述の金券ショップを利用する方法と比較してみます。
【利点】
【欠点】
ゆうかぶも不要な優待券や使いきれない優待券をフリマアプリのメルカリで売ってみました。
上新電機は全株主にもらえる端株優待ですが、近くに店舗がないため使って下さる方に譲りました。
旦那さんとゆうかぶで1株ずつしか保有していないのに、合計2,400円で売れて万々歳です。
ユナイテッドアローズは、優待券を使いきれないと判断した時点で6枚中4枚を出品しました。
こちらも使わなければただの紙切れですが、3,500円で売れて嬉しい限りです。
どちらも売上から10%の手数料と送料が引かれます。
多少、手間はかかりますが満足です。
既にフリマアプリを利用している方は、出品方法も把握していると思いますのでおすすめです。
2024年ナルミヤ・インターナショナル(9275)の優待を出品したところ、メルカリ事務局の方で商品が削除されてしまいました。
理由は禁止されている出品物(電子チケットや電子クーポン、QRコードなどの電子データ)に当たったためです。
ナルミヤの優待券は、実店舗とECサイトで利用できます。
そのため、出品段階で使用済みだった場合、トラブルになることから禁止としているそうです。
調べてみて、なるほど・・と思いました。
電子チケットや電子クーポンではない、現物のクーポンの出品は可能です。そのため、企業側で転売禁止としていなければ出品することができます。
また、最近は現物の紙やカードのクーポンから電子クーポンに切り替える企業が増えています。
これは発送の手間や自然環境を配慮してのことですが、フリマアプリに出品する際は出品可能な優待なのか確認が必要です。
メルカリで違反となるチケットやクーポン類は下記の通りです。
(2024年7月12日調べ)
優待券を売るにあたって、知っておきたい知識やポイントをまとめました。
転売(非正規販売)したことが発覚すると、優待の権利を停止する企業もあります。
企業のホームページなどにその旨記載がありますので、その場合は売らないでください。
ルールを守り、次回も優待をもらえるようにしましょう。
人気が高く、すぐに売れるような優待券は買い取り価格が高めです。
※チケッティHP調べより(2023年8月17日時点)
売りに出しても二束三文の優待は下記のようなものです。
買い取り不可の場合もあり、確かにという感じですね。
クオカードを優待品として採用する企業が多くありますが、買取価格は券面のデザインで変わってきます。
一般に市販されているギフト柄の券面は買取価格が高いのですが、企業オリジナルの券面デザイン(企業ロゴやキャラクターなどの広告柄)は、買取価格が3~7%程下がります。
そのため 使いきれないクオカードが何枚かある場合、換金率の低い方を自分で使って、高い方を金券ショップに持っていくのがポイントです。
ANAやJRなどの交通系優待券は、大型連休直前 など需要が高まる時期に売るのがおすすめです。
どうせなら買い取り金額が高くなる時期を狙いましょう。
使用期限のある優待券は、期限が迫ってくると買い取り価格が下がります。
大体 3か月前くらいから下がり始め、2カ月前になると買い取ってもらえないことのほうが多いです。
使わないと思ったら、早めに手放すようにしましょう。
欲しい優待があるけれど、「株価が上がっていて購入できない」という時におすすめの方法です。
主婦のゆうかぶもドラッグストアのツルハHD(3391)の優待カード(5%オフ)が欲しくて、ヤフーオークションで手に入れたことがあります。
はじめは株を買って優待カードをもらいましたが、その後売却してしまいました。
優待カードのおかげで家計が助かっていたので、株を買い戻そうとしましたが高くて買えませんでした。
オークションのおかげで優待カードを安く入手できて、毎回お得に買い物ができました。
金券ショップやオークションで優待券を売却するだけでなく、欲しい優待券を手に入れるのもおすすめです。
[まとめ]
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