本記事では、初心者投資家向けに、株主優待の内容と必要な条件 について解説しています。
株主優待は投資家にとって大きなメリットですが、その内容や条件は企業ごとに違います。
これから株主優待を獲得したい方にとって、「何株」「いつまでに」購入すればよいかという必要な条件を理解することが大切です。
そして、どこでそれらの情報を得ることができるかも重要なポイントです。
初心者の方は情報を見つけることが難しいかもしれませんが、ここで紹介する方法で、適切な投資判断ができるようになります。
株主優待の種類 で説明した通り、株主優待にはさまざまな形があり、企業ごとに内容が異なります。
株主優待の大まかな種類
ここで注意したいのは、似ている社名の企業です。
欲しい優待ではない企業の株を購入すると、期待した優待が得られません。
例えば、「ジョイフル」と「ダイドー」が付く各企業の優待は、社名が似ていても内容は全く異なります。
優待株を購入する前に、社名、証券コード、優待内容を確認しましょう。
◆「ジョイフル」が付く企業
◆「ダイドー」が付く企業
銘柄名 | 優待内容 |
---|---|
ダイドーグループホールディングス飲料メーカー(東証PRM:2590、100株) | 6,000円相当の自社グループ製品詰め合わせ |
ダイドーリミテッドアパレルメーカー(東証STD:3205、100株) | 自社ECサイト取扱商品の買物割引券4枚 |
ほかにも、イオン系は種類が多いのでよく確認して購入しましょう。
◆「イオン」が付く企業
株主優待を手に入れるには、保有株式数と権利確定日という2つの条件が必要 です。
これらの条件について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
株主優待を受け取るには、必要な株式数を保有することが条件となります。
基本的には100株単位で購入し、多くの企業は100株保有で優待を提供しています。
ただし、全ての企業がそうではなく、200株以上、300株以上・・・の保有が条件の場合もあります。
例えば、積水ハウス(1928)の株主優待は1,000株以上保有しないともらえません。
また、保有株式数により、株主優待の豪華さや内容が変わる場合があります。つまり、株式を多く保有すればするほど、より魅力的な優待を享受できる可能性があります。
例えば、主婦に人気のイオン(8267)の株主優待を見てみましょう。
100株以上の保有で、お買い物金額の3%がキャッシュバックされる優待カードをもらえます。
保有株式数が500株以上、1,000株以上、3,000株以上になると返金率も上がります。
このように株式を多く保有すれば、優待内容が豪華になることもありますが、保有株式数と優待内容の豪華さは比例するわけではないことに注意しましょう。
例に挙げたイオンでは101株から499株保有しても、100株の優待内容しか受けられません。
そのため、投資初心者は購入前に優待を受けるための最低必要株式数を確認することが大切です。これにより、効率よく優待を受け取ることが可能になります。
優待株を100株買うにはいくら必要?
株には高額なイメージがありますが、
実際には1万円前後から購入可能な銘柄も存在します。
もし投資資金が20万円あれば、優待を行う企業の約半数から選択することが可能です。
株主優待をもらうには、権利確定日までに株主になっていることが条件です。
例:東京ディズニーランドの運営会社 オリエンタルランド(4661)は、3月末日と9月末日が権利確定日。
多くの企業では、権利確定日は年に1回または2回 設定されています。
しかし、中には年に4回も設ける企業も存在します。基本的に、権利確定日の回数だけ株主優待を受け取ることができます。
権利確定日については、少しややこしいので、次の「権利確定日に注意」で詳しい内容を掘り下げます。
それでは、どこで株主優待の内容や条件を確認できるのか、以下にその方法を4つご紹介します。
誤った情報や古い情報が載っている場合もあるので、複数の情報源を利用して確認しましょう。
例:企業のホームページにあるIR情報で、株主優待制度について調べる方法
[まとめ]
当サイトで提供している株主優待などの情報につきましては、その情報の正確性を確約するものではありません。
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