株主優待投資を初心者におすすめしていますが、IPO投資もおすすめの投資法 のひとつです。
IPO(アイピーオー)は、「新規公開株」のことで、新たに証券市場に上場する企業の株式を指します。
この投資スタイルは、株が一般市場に流通する前に取得し、上場後の価格上昇を期待して売却します。
IPO株を手に入れるには、抽選への参加が必要ですが、もしも当たらなくても抽選資金は返ってきます。
ですので、ローリスクかつ運任せで参加できて、大きな利益を得る可能性がある投資なのです。
初心者の方には、優待投資と共にチャレンジして頂きたい投資法となります。
ちなみに、ゆうかぶも家族と一緒にIPOにチャレンジ中です!
IPO(Initial Public Offering)とは 日本語で「新規公開株」と呼ばれます。
これは、未上場の企業が初めて一般の投資家に向けて株式を公開し、証券取引所に上場することを指します。
具体的には、これまで私的に運営されていた企業が、一般投資家にもその株式を販売・公開します。
この時、公開される株式を「新規公開株」、つまり「IPO株」と言います。
毎年100社前後の企業が新規に上場しており、例年3月と12月はIPOの数が多くなります。
IPOを行うことで、企業は大きな資金を集め、事業拡大のために設備投資や人件費、負債の返済などさまざまな用途に活用します。また、上場することでブランド力の向上も狙えます。
その反面、公開企業としての責任や透明性が求められるようになります。
投資家にとっては、新しい企業の株式を早い段階で購入するチャンスとなり、大きな利益を期待することができます。
IPO株を手に入れるには、ブックビルディングという抽選に参加することが必須です。
見事当選すれば、IPO株を購入できます。
いくらで買えるかは公募で決まりますが、IPOディスカウントという調整が加わり、適正価格より安く決定します。
そのため、割安感があるので、上場後に多くの一般投資家から買いが集まり、株価が公募価格よりも値上がりし 利益を得やすいというわけです。
IPO株は人気が高いため、多くの証券会社では、IPO株の購入を希望する人の中から抽選で購入者を決定しています。
仮に 抽選にハズレても抽選資金は戻ってくるので安心です。
誰でも簡単に始めやすく、投資未経験者でも参加できるIPO投資は試して損なしです。
ブックビルディング(需要申告)とは?
IPO株の公開価格を決める方式のことで、投資家はブックビルディングに参加し購入の意思を示します。当選への道は、まずこのブックビルディングへの参加が第一歩となります。
2018年3月に上場した「RPAホールディングス(6572)」のIPOに当選した時のお話です。
その時は、なんと 107万1千円 の利益が出ました。
3,570円の公募価格に対し、上場後についた価格は 4倍の14,280円。
人気IPOの当選にウハウハでした。
IPO銘柄 |
公募価格 | 100株を初値で売却した場合の利益 |
---|---|---|
初値 | ||
3,570円 | 107万1千円 |
|
14,280円 |
では、どのような流れでIPO投資を行うかみていきましょう。
基本的なステップは以下のような流れです。
1. 証券口座の開設
まず、IPO株を購入するためには、証券会社に口座を開設する必要があります。
ポイントは、幹事証券になる回数が多く、「平等抽選」を採用している証券会社を選ぶことです。
幹事証券とは?
IPOの引受け、販売を行う証券会社です。 幹事証券は、以下の3種類あります。
幹事証券は固定ではなく、IPOごとに変わります。
IPO株を配分するルールは主に4つありますが、「平等抽選」が一番おすすめです。
IPO投資のコツとは?でも説明しますが、気になる方は下記の記事をご覧ください。
2. IPO情報のチェック
次に、どの企業が近くIPOを予定しているのか、その情報をチェックします。
証券会社のホームページや専門の情報サイトなどで、上場予定の企業や公開価格、上場日などの詳細を確認できます。
姉妹サイト庶民のIPOでも、IPOのスケジュールや利益の評価を掲載しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
3. 抽選への参加
IPO株は人気があり需要が供給を上回ることが多いため、購入希望者の中から抽選で選ばれることが一般的です。
希望する企業のIPO株を購入するためには、証券会社のブックビルディング(需要申告)に参加しましょう。
4. 当選と購入
抽選に当選した場合、指定された期間内に公開価格で株を購入します。
当選しなかった場合は、購入資金は返却されますので、無駄になることはありません。
5. 上場後の売買
上場後、株価が公開価格よりも上昇していれば、利益を得るために売却します。その際、初心者は初値で売却するのがおすすめです。
しかし、将来的な更なる成長を期待する企業であれば、長期保有を選ぶ投資家もいます。
初値(はつね)とは?
上場して取引所で初めて売買される最初の価格のこと。
私たち一般投資家がブックビルディングに参加して、利益が出るまでの流れを簡単な図にしました。
上記「IPO投資のステップ:3. 抽選への参加」以降の流れです。
図のように、企業は発行株式数を各証券会社に振り分けます。
IPOのリーダー的な役割を担う主幹事証券は、上場予定の企業を全面的にサポートするためIPO株の割当数が多い証券会社です。
割当数の多い証券会社のほうが当選確率が上がるため、主幹事からのブックビルディングには積極的に参加したいですね。
逆に割当てのない証券会社もあるので、IPOに向いている証券会社の口座を持っていると有利です。
IPOについて、よくある質問をまとめました。
IPOの抽選に当選しやすくするためにはどのような証券会社を選ぶべきですか?
小規模な証券会社や、幹事証券としてIPOを取り扱う証券会社を選ぶと、当選確率が上がる可能性があります。
IPO配分が多い証券会社だけでなく、目論見書(もくろみしょ)に掲載されない穴場的な「ウラ幹事証券」も選ぶことをおすすめします。
複数の証券会社に口座を開設して抽選に参加することはとても有効です。
IPO銘柄の選び方のポイントは何ですか?
IPO銘柄を選ぶ際には、企業の事業内容、成長性、業績、業界の動向を調べることが重要です。また、上場後の市場の反応を予測するために、同業他社のIPOパフォーマンスも参考にするとよいでしょう。
ただ、すべての銘柄の内容を自分でチェックするのは大変です。ぜひ、姉妹サイト庶民のIPOでまとめられた内容をチェックしてみてください。
IPO投資に必要な資金はどのくらいですか?
IPO投資には、一般的に1単元(100株)分の資金が必要です。株価は企業によって異なり、数万円から数十万円まで幅広いため、自分の予算に合った銘柄を選びましょう。
IPOの公募価格と初値の違いは何ですか?
公募価格はIPOの募集時に決定される価格で、初値は上場初日に市場で最初に付く価格です。初値が公募価格を上回ることが多く、これがIPO投資の魅力の一つです。
IPO投資の税金はどうなりますか?
IPO投資の利益には、譲渡益課税がかかります。これは、上場後に売却して得た利益に対して約20%の税金がかかることを意味します。税務対策も考慮しながら投資計画を立てましょう。
[まとめ]
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